熊本のために、今できること

復興支援

今すぐ私ができることとは

私には、24年続けている「ゆらぎ」というクラブイベントの、DJ仲間がいます。
そこには熊本出身の人もいるんですね。

今回の地震により、ご家族が無事だと聞いて安心した一方で、断水や道路状況が不安定になっていることも知りました。

「今すぐ役立つものを、直接届けられないだろうか」

そこから、いろいろな支援の形を考え始めました。

顔の見える支援ができないかと考えた

最初に考えたのは、SNSでお見舞い金を募り、集まったお金をご家族へ直接届けることでした。

さらに、ご負担にならない範囲で、ご家族に現地の橋渡し役になっていただき、ご近所で困っている方にも、水や食料などの必要なものを分けてもらう。

大きな団体を通す支援とは別に、顔の見える関係の中で、必要な場所へ早く届けられる仕組みがあってもよいのではないか。

そんなことを1〜2時間ほど、かなり真剣に考えていました。

当事者に聞いてみて分かったこと

でも、私が「必要だろう」と思う支援と、現地で本当に必要とされている支援が、同じとは限りません。

そこで、熊本出身の友人に直接相談しました。

すると、ご家族の周辺では、現時点で物資は足りており、そこまで緊急性は高くないとのことでした。

※これは友人のご家族と、その周辺について聞いた状況であり、熊本全体の状況を表すものではありません。

さらに、友人には、ご両親だけでなく、熊本に暮らすご親戚も複数います。

ご家族にご近所やご親戚への橋渡し役をお願いすれば、必要なものの確認や買い物、配布などの負担が生じます。

善意から始めたことで、逆に負担が増えたり、友人やご家族が詮索されたりすることは避けなくてはいけません。

今回考えてみて、特定のご家族へ直接支援することには、いくつもの難しさがあると分かりました。

友人からは、

落ち着いてから熊本へ遊びに来て、熊本でお金を使ってもらえたら嬉しい。
熊本は、最高にいいところって広めて欲しい。

という言葉をもらいました。

その言葉を聞いて、こちらの「助けたい方法」を先に決めず、まず当事者の声を聞くことが大切だなと感じました。

支援の方法は、義援金だけではない

今回調べる中で、災害支援にはさまざまな方法があることも知りました。

義援金
公的な配分委員会を通して、被災された方々の生活再建に役立てられるお金です。

支援金
救助活動や物資の配布、避難所支援などを行う団体の活動費として使われます。

物資支援
現地で必要とされている食料や生活用品などを届ける方法です。
*受け入れ先や必要な品目を確認せずに送ると、保管や仕分けの負担になる可能性があります。

現金支援
被災された方へ現金や電子マネーなどを届け、必要なものを自分で選んでもらう方法です。

バウチャー支援
指定された店舗や商品、サービスに使える引換券を届ける方法です。

紙の券だけでなく、電子マネーやデビットカードなどが使われることもあります。
支援を受ける方が必要なものを選びやすく、地域のお店にお金が回るという特徴があります。

日本赤十字社や国連WFPなどでも、海外の人道支援に現金やバウチャーが活用されています。
日本赤十字社|現金給付による生活支援
国連WFP|現金等での食料支援

私自身、「バウチャー支援」という言葉を今回初めて知りました。

ただし、これは現在の熊本で実施されている支援を紹介するものではありません。
災害支援には、義援金や物資以外にも、状況に応じた方法があるという一例です。

また、地域のお店に商品がなかったり、電気・通信・金融機能が止まっていたりすれば、現金やバウチャーがあっても使えません。

どの方法が一番よいということではなく、現地で何が機能し、何が不足しているのかによって、適した支援は変わるため、いろいろと知っておくことが大切だと思っています。

今、熊本のためにできること

今できることを3つに整理しました。

1.公的な義援金窓口を通して支援する

日本赤十字社では、2026年7月31日から「令和8年熊本地震災害義援金」の受付が始まりました。

寄せられた義援金は熊本県の義援金配分委員会へ全額送られ、被災された方々の生活支援に役立てられます。

2.物資やボランティアは、正式な募集を待つ

助けたい気持ちがあっても、必要とされていない物資を送ったり、受け入れ体制が整う前に現地へ向かったりすると、新たな負担になる可能性があります。

物資やボランティアについては、自治体や社会福祉協議会などの正式な情報を確認してから動くことが大切です。

3.落ち着いたら、熊本を訪れる

泊まること。
食べること。
買い物をすること。
熊本の魅力を知り、誰かに伝えること。

今すぐではなくても、地域の日常が戻ってきた頃に熊本を訪れ、現地でお金を使うことも、復興を支える一つの方法です。

必要とされている形を、選び直す

何かできないかと考え、直接支援の仕組みまで想像したけれど、今回は必要ないと分かりました。

でも、考えたことが無駄だったとは思っていません。

・行動する前に当事者へ確認できたこと。
・必要がないと分かり、やめる判断ができたこと。
・そして、義援金・物資・現金・バウチャーなど、支援にはいろいろな形があると知れたこと。

これらは、今回得られた大切な気づきでした。

支援する側の「何かしたい」という思いは大切です。

同時に、その思いをそのまま届けるのではなく、現地の声を聞き、その時に本当に必要とされている形へ選び直すことも大切なのだと思います。

今は公的な義援金窓口をお知らせし、状況が落ち着いたら、熊本を訪れて地域にお金を回す。

私も、できることを無理なく続けていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました